第2回領域シンポジウム

第2回領域シンポジウム
日時:2008年11月10日(月)10:00より
場所:東京大学 弥生講堂一条ホール
主催:独立行政法人
   科学技術振興機構
協賛:画像電子学会
   電子情報通信学会
   日本バーチャルリアリティ学会
   映像情報メディア学会
   日本映像学会
   日本デジタルゲーム学会
   情報処理学会
   ヒューマンインタフェース学会
   日本心理学会
   芸術科学会
   日本機械学会
   日本顔学会

■ご挨拶
 「デジタルメディア作品の制作を支援する基盤技術」は、平成16年度に発足した研究領域です。サイエンティストとクリエータが協力し、科学と文化の融合を目指し、そのための基盤技術をつくり出すことを目標としています。当領域では、そうした中から生まれた作品を、未来館展示会「予感研究所」や文化庁メディア芸術祭協賛展「先端技術ショーケース」で、これまで多くの一般の方々に楽しんでいただきました。

 今回のシンポジウムでは、これまでの4年間で得られた研究の成果について報告をさせていただきたく開催しました。平成17年より開始したCREST4課題・さきがけ6課題については、それぞれ中間報告・終了報告を行います。また、その他のCREST・さきがけの研究内容については、ポスター・デモにて発表を行います。

 この機会に、当領域の研究活動についての一層のご理解をいただき、合わせて皆様の忌憚のないご意見、ご助言を賜り、今後の研究に反映し、更に研究を進展させていきたいと存じます。
 皆様方のご参加をお待ち申し上げております。

プログラム

10:00~10:10 開会挨拶
原島 博(東京大学大学院情報学環・学際情報学府 教授)
【CREST研究発表】
10:10~10:40 デバイスアートにおける表現系科学技術の創成
岩田洋夫(筑波大学大学院システム情報工学研究科 教授)
10:40~11:10 時系列メディアのデザイン転写技術の開発
片寄晴弘(関西学院大学理工学部 教授)
11:10~11:40 映画制作を支援する複合現実型可視化技術
田村秀行(立命館大学情報理工学部 教授)
11:40~12:10 オンラインゲームの制作支援と評価
松原 仁(公立はこだて未来大学システム情報科学部 教授)
12:10~14:50 昼食休憩およびポスターセッション
14:50~15:50 招待講演「Interactive Smart Computers」
五十嵐 健夫(東京大学大学院情報理工学系研究科 准教授)
【さきがけ研究発表】
16:00~17:45 「感性リアル」表現の制作支援を目的としたCG技術の開発
佐藤いまり(国立情報学研究所情報メディア研究系 准教授)
感触表現の制作支援を目的とした視触覚感覚ディスプレイ技術の開発
串山久美子(首都大学東京システムデザイン学部 教授)
「意図的なランダムな行為」の創出方法の解明
後安美紀((独)科学技術振興機構 さきがけ研究者)
全天周と極小領域映像を扱うための入出力機器の研究開発
橋本典久((独)科学技術振興機構 さきがけ研究者)
人間の知覚に基づいた色彩の動的制御システムの構築
武藤 努((財)国際メディア研究財団 研究員)
触・力覚の知覚特性を利用した新たな芸術表現の基盤研究
渡邊淳司((独)科学技術振興機構 さきがけ研究者)
17:50~18:00 閉会挨拶  科学技術振興機構
18:00~20:00 研究者交流会

招待講演

「Interactive Smart Computers」

五十嵐 健夫
五十嵐健夫 (いがらし たけお)
現職:
東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻 准教授
JST ERATO 五十嵐デザインインタフェースプロジェクト 研究総括

略歴:
2000年、東京大学大学院においてユーザインタフェースに関する研究により博士号(工学)取得。その後2年間、米ブラウン大学において博士研究員として研究活動に従事し、2002年3月に東京大学大学院情報理工学研究科講師就任、2005年8月より同助教授。

受賞:
IBM科学賞、文部省若手科学者賞、ACM SIGGRAPH Significant New Researcher Award,Karayanagi Prize in Computer Science 等受賞。

研究分野:
ユーザインタフェース、特に、インタラクティブコンピュータグラフィクスに関する研究に取り組んでいる。

講演概要
現在使われている計算機は、基本的にユーザの命令どおりにそのまま動くだけであり、適切に命令を下さないと何もしてくれない。人間同士の間では、言われたとおりにそのまま動くというよりも、相手の動作から必要とされる行動を推察し適切に手助けをするという、もっと融通の利くコミュニケーションが行われている。我々は、このような「ユーザの自然な動作から必要とされる手助けを計算機が自動的に推察して手をさしのべる」ようなユーザインタフェースの実現を目指して研究を行っている。

本講演では、以上のようなコンセプトの元で開発を行ってきた種々のシステムについて、実演を交えながら紹介する。具体的には、電子ホワイトボードのためのインタフェース、手書きスケッチよる3次元モデリングシステム、自動ズーミングインタフェース、声を利用したインタフェース、両手で絵を操ってアニメーションを作るシステムなどを紹介する。

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